両面を使っているチラシや原稿をコピーしたら、なんか裏面がぼんやり写ってしまっていて汚い・・・
”まぁコピーだし良いか・・・”
とそのコピーした用紙をそのままお客様に渡したりしてませんでしょうか?
このコピー時の裏写りを防止する方法があまり知られていないのですが、実はあるんです。
いくつか方法がございますのでご紹介致します。
裏写り防止対策 その1
複合機にはコピー時の濃度調整項目機能が標準装備していることが多いです。また背景調整等などの名称の場合もあります。そして多くは自動調整するための「自動」ボタンが用意されていると思われます。それら濃度調整を行うことで裏写りの防止を期待できます。
裏写り防止対策 その2
お持ちの複合機によっては「裏写り防止」の項目がある場合がございます。設定ボタンが見つけにくい場所にあったり、隠れていたりすることも多いのでお手持ちの複合機のマニュアルを見てみてください。裏写りそのものを防止する機能なので期待できます。
裏写り防止対策 その3
CANONの複合機 C3800シリーズ のみの機能になりますが
<設定/登録>→<調整/メンテナンス>→<画質調整>→<カラー印刷時のトナー量補正> トナー量を選びOKを押す。
・<OFF>は、通常のトナー量で印刷します。
・<レベル1>は、色の濃い部分のトナー量を少し減らして印刷します。
・<レベル2>は、全体的にトナー量を減らして印刷します。
単純にトナーの量を減らすことで写りを薄くしています。なんかエコな感じです。これらを設定することで裏写り防止が期待できます。
その他の効果
上記の設定を実施すると以下の場合にも有効になることがあります。
・画像の色が濃い部分のトナーが飛び散ることがあります。それらを抑えることが期待できます。
・寒い時などの低温環境ではトナーが上手く定着せず、定着不良を起こすことがあり、定着不良を抑えることが期待できます。
・OHPフィルムなんかはもう使ってないと思いますが、OHPフィルムを投影する時の画像の黒ずみを抑えることも期待できます。
DX時代にコピーを取るなんてナンセンスな話かもしれませんが、いざという時に汚いコピーを渡して機会損失になるともったいないですからね。ぜひ、ご活用ください。
コメント